アケビを生食するとアケビ本来の味が存分に楽しめます。皮を調理しても美味しいですが一度は生食を試してみてください。
アケビを最もぜいたくにいただく方法はなんと言っても生食でいただくことです。
お酒の肴やお客様がいらした時のおもてなし料理にはアケビの皮を使った料理、例えばアケビの田楽とかみょうがやシソの葉を使ったおきたしなどが一般的ですが、紅葉狩りなどに出かけた際に野外でアケビを発見したときはぜひ生食してみて下さい。
生食でいただくアケビは完全に熟した紫色を帯びているものを選んでください。
アケビを持って軽く押したときにもちもちとやわらかく、かつ中央に白い筋状の線が走っているもの、もしくはもうすでにパクリと口を開いているものを選んで生食してみましょう。
アケビの口がまだ開いていなければ、アケビを両手で持ち、左右の親指で白い筋状の線の中央部分を軽く押すと口が開くと思います。
両手の親指の爪の腹でアケビの実を作りあげるようにとり出し、そのままお口でパクリ。
アケビを生食する場合は半透明状の果肉を食べるんですが、果肉には種もいっぱい詰まっています。
この種を吐き出す作業が少し面倒くさいんですが、とれを怠ると後で大変なことになりますから決してないがしろにはできません。
ひどい便秘になりたくなかったら、面倒がらずに、口の先を丸めて「プップッ」という感じで種を都度吐き出しましょう。
2~3人で出かける場合は、種飛ばし競争なんかをしても面白いですよ。
アケビを生食したお味はとってもクリーミーで甘く、上品なものです。